カウンセラーコラム

2015-03-15【研修レポート】

「精神病理に関するカウンセラーのための一考察」in沖縄に参加して
今回は、主に、双極性障害について学びました。
おおまかな説明を受け、早速!
双極性Ⅱ型のクライアントとのカウンセリングの録音を聴きました。
聴いてみて感じたことは、双極性Ⅱ型は軽躁なため、とても分かりにくいということです。
双極性障害だと言われなければわからないと思いました。それほど微妙なものに感じられました。

ただ、会話の中に多くの違和感は感じられました。
不思議な万能感、微妙につじつまの合わない話など、なんとも奇妙な会話。
病気によって、人はこんな風になるのかと驚きました。

そして、そんなクライアントに対し、絶妙な相槌と質問を投げかけるカウンセラー。
敢えてど真ん中ではなく少しだけずらして質問をする。
クライアントはそうとは気付かない。
でもチクリと棘が残る。

私にはまだ、その全てを説明していただかないと理解できないようなカウンセリングです。
双極性障害を理解していなければ、まずいカウンセリングをしかねないということがよくわかりました。
少しだけずらした質問という妙技はできませんので、まずは今回感じられた「違和感」を頼りに、もしかして双極性障害かな??
と感じられたらと思います。
精神病理への学びを深めつつ、次回の開催を楽しみにしています!!
民間団体認定カウンセラー
傾聴ボランティア