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カウンセラーコラム
2015-03-19【研修レポート】
【夢分析のサイコドラマ】体験ワーク in渋谷 & フォローアップミーティングに参加して
自分の夢をサイコドラマで再現するのは今回が初めての体験でした。
■夢の内容■
登場人物は、なんとココロカフェのカウンセラーの皆様です!
芳野先生と舞原カウンセラーと加藤カウンセラーと私の4名です。
皆様、ご登場ありがとうございます!
舞台は、岩手県釜石市です。
気付くと舞原カウンセラーがいません。
でも私はどこにいるのか見当がついています。
片側が崖の小山を登って行くと、墓地があり、その中の一つのお墓に
すがりついて泣いている舞原カウンセラーをみつけました。
何かに取り憑かれている様子。
芳野先生が、お墓にすがりついて泣いている舞原カウンセラーの背中に文字を書きながら
「えぇぇぇぇぇぇぇぇえい!!!!!」
とお祓いをすると舞原カウンセラーは憑きものがとれ茫然としています。
気付くと旅館にいます。
しかしまた舞原カンセラーがいません。
「まただ。。」と思い、
また墓地に3人で向かいます。
舞原カウンンセラーを発見し、芳野先生が再度お祓いをし、また正気にもどる。
を何度か繰り返すという夢でした。
■サイコドラマを体験して■
サイコドラマでは、夢を実際に再現します。
○芳野先生役・・・・・・・仁平カウンセラー
○舞原カウンセラー役・・・川村カウンセラー
○加藤カウンセラー役・・・ご本人
○お墓役・・・・・・・・・金城カウンセラー
○私役・・・・・・・・・・朝倉カウンセラー
皆さん名役者でした。
流れと動きの確認をして、いざ再現!!
皆さんが再現している私の夢を客観的にみます。
始めのうちは、あまり感情が動きませんが、2回3回と繰り返したり見る角度を変えると、
少しずつ心がざわつき始めます。
その中でも気になるのはやはり、お墓にすがりつく舞原カウンセラーです。
何があったの?何がそうさせるの?誰のお墓なの?
沢山の「?」が湧き出てきて、とても気になります。
小幡先生より「この中で演じてみたい人は誰?」と聞かれ、
迷わず、舞原カウンセラー役を演じてみました。
演じて行くと、深い悲しみが湧き出てきました。
そして「お願い・・・お願い・・・お願い・・」という言葉が自然と出てきました。
何度も何度も、お墓をなだめる様な?気持ちでさすりました。
あまりにも悲しくて、涙が溢れ出てきました。
涙は溢れ出るものの、一体何が悲しいのかは全くわかりません。
また、小幡先生より「お墓になってみましょう」と。
お墓になろうとする時、抵抗がおこりました。
なぜかとってもやりたくないのです。不思議ですね~。
お墓役を演じてみると、すがりついてくる舞原カウンセラー役の川村カウンセラーに対して
「どこかへ行ってほしい・・・」という気持ちが湧いてきました。
次々と、涙もあふれてきます。
また、小幡先生より「今のありのままの気持ちを言ってください」と。
小さな声で、「消えて」「どっか行って」と言いました。
また、小幡先生より、「もっと強く言ってみて。川村さんは、それが伝わったらすがりつくのを止めてください」と。
川村カウンセラーがまた私にすがりついてきます。
「お願い。。。お願い。。。お願い。。。」と言いながら。
そして、川村カウンセラーに対して、「消えて!!!」と言おうとするも、
全く声が出ない。。。
そんな時でも、頭では、「いつまでも川村カウンセラーにこんなことやらせて申し訳ないから早く言ってしまえ!」
と冷静に見ている自分がいるのですが、それでも言えない。声が全く出ない。
涙だけが止めどなく流れる。
小幡先生より「小口さん。今の気持ちを舞原さんに伝えてください」と。
その言葉を受けて私の口からやっとの思いで出たのは
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。」でした。
言いながら驚きました。
いったい何に謝っているの?!!
ワークを終えると、全身の力が抜けていました。
心地よい脱力感に包まれていました。
そして、自分の体中に小さなドアができ、扉がパカパカ開くような
そんな不思議なイメージが頭に浮かびました。
ただ、何が「ごめん」なのだろう・・・となぞは深まりました。
後日、この日の振り返りを「フォローアップミーティング」で行いました。
それまでの間に「ごめんなさい」に該当するような過去の記憶を色々考えていました。
色んな悪さを思い出しましたが、、そのどれもしっくりこないのです。
そんな話をすると、小幡先生より、
「あれは全て小口さんの心の中の風景なんです。登場人物もやっていることも全て。
だから登場人物は小口さんのこころの側面なんですよ。
こんな気持ちも、あんな気持ちもあるというように出てきているんですよ。
だから、お願いお願いって小口さん自身に訴えかける気持ちがあるのでしょう。
そしてお墓になって、その気持ちを見たくないから「消えて!」と拒絶した。
でもお願いお願いという気持ちはとても大切なものだったので、大切にしなかったことに
「ごめんなさい」が出たのでしょう。ある意味和解した、統合したと考えられますね」と。
ほ~!!!
ごめんなさいはそういうことかー!!と妙に納得がいきました。
そうなると、「お願いお願い」って何だろう。。。
ここでまた小幡先生が「どこかで封じ込めた気持ちがあったかもしれないですね。小口さんの中に。」と。
ムムムムム???
ああ~!!!あるある!!
神にも祈るような「お願い。。。お願い。。。」という気持ちを確かに持っています。
そしてその気持ちは、2月の箱庭にも出ていたことにも気づきました。
確かにとても強い気持ちですが、一番大切にはしていないと感じました。
気付いてはいたが、大切にしてもしょうがないと片づけていた気持ちでした。
小幡先生が話しだした頃から涙が止まらなくなりました。
フォローアップミーティングに参加させていただいたことで、
夢と現実がリンクし、深い気づきを得られました。
夢の内容がストンと腑に落ちた時、
深い感動と癒しがあります。
是非、この感動を皆様にも味わっていただきたいです。
小幡先生、参加者の皆様、ありがとうございました!
山口 季子
民間団体認定カウンセラー
傾聴ボランティア
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