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2017-02-15【仕事】
【がむしゃらに頑張ったその先は?】
私は高校生から20代前半までの間、仕事に過度に熱中する状態に陥っていました。
いわゆるワーカーホリック状態です。
ワーカーホリックとは仕事依存症、または仕事中毒(ワーカホリック)とも呼ばれ、仕事が生活の中心、仕事以外のことを軽視し、長時間労働または休日出勤する状況のことです。
当時は「仕事熱心でえらいですね!」や「相葉さんの努力する姿を見本にします。」
などなど、それまでの人生で味わったことのない賞賛や自分が何かの役にたっている実感。
営業職における優秀な成績を手に入れられることができていました。
ところが、最初はそれでよかったのですが2年3年経つうちにだんだんと休むことが難しくなり、休日でさえ「休んではだめだ」と思い、仕事にまつわることを長時間行っていました。
のめりこんでからは1日に仕事に携わっている時間は14時間ほど。それでも仕事量、努力が足りない。だらけたら失墜する。という根拠のない考えが浮かんでいました。
楽しんで仕事を行っている実感もあるにはあったのですが、その根底には〔結果を出さない自分ではだれにも愛されない〕〔仕事にのめりこむことで、他者との深いかかわりを避けることができる大義名分を得ることができる〕という思いも無意識ながら抱えていたと思います。
そんな毎日を過ごすとだんだんと、感情が薄れていきだんだんと人の言っていることが分からなったり、怠けている人に対してのいら立ちが大きくなってくるようになってきました。これでは取り返しのつかないことになると気付き、表向きは華々しく、本心では後悔でいっぱいに会社をやめることになりました。
今振り返って考えると、がむしゃらに物事を行うときにその根底にあるのが不安や恐れである限りは、自分の体か精神をないがしろにすることも大いにありうること。
そうならないためには、自分の本当の感情に目を向けること。仕事で結果を出すことはとても大切なことではあるけれども、なにかを犠牲にしてはいないかを考えることも大切だと感じます。
結果が出ていなくても、自分というたった一人の人間を大事と思えるかどうか。
勇気がいることですが適切に、いい意味で適当に!自分のことを労わってあげることを許してあげてください。
自分が自分を大切にすることで本当にやりたいことが見えてくると思います。
現在まるっきり違う職業につき、のびのびと好きなことをやっている今、悩みは減りやりたいことを思いっきりできていることと、それまで支えてくれた方々に感謝している今日この頃です。
相葉 香里
メンタルヘルスマネジメント
JLC心理カウンセラー1級
ピアカウンセリング
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